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【MEXC】ETF取引におけるルール解説

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MECXでは、ETF取引が盛んで、頻繁に様々なイベントを開催しています。

今回はMEXCのETF取引の解説をします。

なお、iOSのTestFlight版のアプリは不安定なため、ブラウザからのご利用をおすすめします。

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ETF取引とは

MEXCにおけるETF取引とは、レバレッジ(3倍ロング、3倍ショートなど)をかけたトークンを取引(以下、レバレッジETF取引)することです。

例えば、3倍ロングBTCのレバレッジETFを購入した場合、BTCが1%上昇すると、購入したレバレッジETFの純利益は3%増加します。

なお、MEXCのETF取引画面では「BTC3L/3S」などのように表記されていますが、3Lとは3倍ロングを意味し、3Sは3倍ショートを意味します。

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ETF取引におけるルール

  • 取引で使用可能な暗号資産
    レバレッジETF取引は、USDT建て売買します。
  • 証拠金について
    MEXCにおいて、レバレッジETF取引では、証拠金が不要であり、一般的なデリバティブ取引で見られるような清算リスクはありません。ユーザーは現物取引同様にレバレッジETFを売買することができます。損失を負う場合でも、保有する商品の純資産額が限りなくゼロに近づくリスクはありますが、先物取引のように強制的に清算されたり、追証を求められることはありません。
  • 複利効果について

    レバレッジETF商品の保有によって得られる利益は、システムによって自動的に元本に再投資されます。例えば、保有するレバレッジETFで含み益を得た場合、その含み益は24時間ごとに元本に加算され、ポジションは複利的に増加していきます。

  • 不定期なリバランスについて

    レバレッジETFにはリスクコントロールシステムが存在し、通常24時間ごとにリバランスを行うことで、想定されるレバレッジ比率と実際のレバレッジ比率との差が拡大しすぎることを防いでいます。

    しかし、急激な価格変動により、変動幅が前回のリバランス時点と比較して所定の閾値を超えた場合は、リスクコントロールをするために、リバランスを行います。

    ただし、このリバランスは変動の激しい市場で損失を負っている側のユーザーが対象になります。例えば、BTCが15 %上昇した場合、BTC3Sのリバランスは行われますが、BTC3Lの調整は行われません。

  •  レバレッジETFの売買手数料について

    レバレッジETF商品の売買手数料は、スポット売買手数料率と同率の「0.2 %」です。

    また、レバレッジETF保有しているユーザーは管理手数料(通常は「0.1 %」、市場の状況に応じて調整されます)が24時間ごとに発生します。

    管理手数料は毎日午前1時(日本時間)時点でレバレッジETF商品を保有しているユーザーに発生します。f:id:touroukawaii:20211029201816p:plain

  • 併合について
    MECXでは、レバレッジETF商品の純資産額が「0.1 USDT」を下回った場合、「併合処理」が実行されます。処理が実行されると、併合の対象となった商品の数量は1/10倍(10単位を1単位にまとめる)になり、価格が10倍になります。よって、併合の際にユーザーの総資産への影響はありません。

    *ただし、0.1 USDTを下回るほど保有する商品が下落していることになるので実際には通常の値動きによる含み損が発生しているはずです。

MEXCのETFに関するより詳細なルールはこちらからご覧いただけます。