MDEXとはHECO (Huobi ECO Chain) 上のトークンの取引をするために生まれたAMM型のDEXです。AMM型であるため、同プラットフォーム上で流動性マイニングを行うことも可能です。
また、2021年5月より、BSC (Binance Smart Chain) にも対応したため、BSC上のトークンも取引/運用可能となりました。
MDEXの取引量
MDEXはHECOを開発しているHuobiを利用できないため日本では知名度が低いDEXですが、実は非常に大きな取引量をもっています。2021年6月現在の取引量はBSC版でUniswapに次ぐ3位、HECO版でそれに続く4位と、日本でも人気のPancakeSwapやSushiswapよりも上位に位置しています。
MDEXを利用するメリット
MDEXではHECOを利用することができるのがその最大のメリットであるといえます。
HECOのガス手数料非常に低く、例えば、取引所からの出金手数料でさえ、以下の画像のように圧倒的な低コストになっています。
0.00000263BTC というと2021年6月現在約9円程度です。
つまり、ウォレットからのトランザクションはさらに低コストになります。
また、流動性マイニングのAPR (年利) が非常に高いのも特徴的です。
以下画像はHECO版の流動性マイニングペアを20216月現在のロックされてる金額順に並べた際の各APRを示しています。
各APRにカーソルを乗せると、APYが表示されます。APYとは年利に複利を加味したものです。発生する報酬を毎日、引き出して再投資すると複利投資となり、以下画像 (28.73%→133.27%)のようにさらに大きな運用利益を見込むことが可能になります。
低コストかつ高年利で運用できることはMDEX最大のメリットと言えるでしょう。
Metamaskでの設定
- Metamask を開いて、上部にある "Ethereumネットワーク" という部分をクリックして開いたタブから "カスタムRPC" を選択する。
-
入力画面が出るので以下のように入力し、保存をクリックする。
HECOに接続する場合:
ネットワーク名:
HECO Mainnet
RPC URL:
https://http-mainnet-node.huobichain.com/
チェーンID:
128
通貨シンボル(オプション):
HT
ブロックエクスプローラのURL(オプション):
https://hecoinfo.com/
BSCに接続する場合:
ネットワーク名:
BSC Mainnet
RPC URL:
https://bsc-dataseed1.binance.org/
チェーンID:
56
通貨シンボル(オプション):
BNB
ブロックエクスプローラのURL(オプション):
https://bscscan.com/
これでMetamaskでHECOとBSCのネットワークを利用できるようになりました。
MDEXのプラットフォーム上でMetamaskを利用する場合、Metamaskでの接続ネットワークを切り替えるとMDEXのUIも自動で対応するチェーンのページに切り替わります。