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灯篭による仮想通貨にFXに株をハックする投資のあれこれ、ときたま脱線

GMOコインに問題浮上、DD方式とその危険性

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今回は最近色々と話題のGMOコインについて

どうして騒動になってるのか、なぜそれが起きるのかについて解説いたします!

 

 

GMOコインとは

GMOコインとはGMOインターネット(東証一部上場 証券番号:9449)グループという大手ネット関連のグループが作り出した"仮想通貨のトレードをするための場所"です。

同グループのGMOクリック証券FXプライム by GMOは投資関係の方々なら聞いたことある人も少なくないと思います。

 

GMOコインの特徴

先ほど、"仮想通貨のトレードをするための場所"とわざわざ回りくどい表現をしましたが、GMOコイン最大の特徴は取引所ではないという点です。(現在は取引所も持ち合わせています)

 

ではGMOコインとはなんなのかというと、どちらかというとGMOの仮想通貨売買は既存の販売所に近いものになっています。

よって、板が存在せず、買いたいときに表示されたレートで例えば現物BTCなら1回当たり最大3BTC、1日合計最大40BTC、FXなら保有建玉最大30BTC、1日合計最大1000BTCの範囲内で好きな数量だけ購入/売却できます。

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また、取引手数料が無料である代わりにスプレッドが存在します。

例えば以下の画像では

売却価格: 821772円

購入価格: 824772円

となっており、売却価格の方が安く、購入価格の方が高くなっています。

そしてこの間の差額をスプレッドと呼びます。この画像内でのスプレッドは

824772-821772=3000円のスプレッドが存在しています。

 

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ちなみにスプレッドに関しては次の画像のようにサポートのチャットにて問い合わせたところ、FX、現物共に変動制であるとのことです。

相場急変時には大きく広がることがありますのでご注意ください。

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また、FXの場合はニューヨーククローズ時にポジションを持っていると0.05%のレバレッジ手数料が発生します。

ニューヨーククローズは夏時間では日本時間で午前6時、冬時間では午前7時となりますのでご注意ください。

 

DD方式との類似

GMOコインの取引ルールはあらゆる点で円やドルなどの従来の為替FXでいうDD方式にとても酷似しています。

このDD方式とNDD方式についてはFXを経験してない方だと知らない方も多いと思いますので、まずはDD方式とNDD方式について説明します。

 

DD方式とNDD方式

DD方式とはディーリングデスク方式の略です。

DD方式のFX業者で注文をするとまず、その社内で注文が集められます。

例えば、とある通貨のロングが4億通貨分

ショートが3億通貨分あるとすると

3億分は相殺して残り1億通貨分のロングをインターバンクという銀行等の各種金融機関が取引する大きな市場へ通したり、もしくは通さなかったりします。

そしてその通すか通さないかを決めるディーラーが存在します。

 

NDD(ノンディーリングデスク)方式はこれとは逆で、注文をするとディーラーを挟まず、そのままインターバンクへ直結して注文を出すことができます。

 

それぞれの特徴

先に単純なNDD方式の特徴から説明します。

NDD方式ではそのFX業者が介入する余地が全くないので、業者は手数料のみでしか利益を得られません。

そのために手数料の代わりとなるスプレッドが広い傾向にあります。

手数料を沢山取るにはお客さんが長く沢山取引してもらうことが重要なので、お客さんには勝ってもらうことが会社にとっての利益になります。

つまり、

勝ってくれるほどに儲かる=会社との利益が一致する

のがNDD方式の特徴です。

お客さんを勝たせるために、各種ボーナスや様々な無料セミナー、情報配信、無料分析など非常に手厚いサポートが特徴的です。

 

DD方式では一旦社内で集めて相殺した後に残る分をインターバンクに通すか通さないか会社が選択できますが、基本的に通さないと言われています。

なぜなら、投資家の9割は勝手に負けるからです。

そうすると業者がそのポジションを受け持ちます。

例えばお客さんがロングをして、利益を出した場合には業者がその額を支払い、損失を出した場合には会社がその額を受取ります。

つまり業者はショートを持っていることになります。

つまり、お客さんが負けるのが当たり前であり、

負けてくれるほどに儲かる=客と会社の利益が相反する

のがDD方式の特徴です。

よってDD方式の場合は投資家同士の取引ではなく基本的に業者との取引であり、

客が損をすればするほどに、儲かります。

そのためにスプレッドを狭くすることができ、手数料を安くして運営できます。

 

DD方式の危険性

DD方式ではお客さんが負けてくれた方が会社にとって利益になり、お客さんに勝たれると会社は損失になる可能性が出てくるという点です。

インターバンクに通すかどうかはディーラーの手腕ですが圧倒的に通さない方が有利なので殆どの場合、通さないと言われています。

よってお客さんには負けてもらいたいのがDD方式です。

なので大きな変動時にはスプレッドが一気に開いて想定外のスプレッドを取られたり、謎のラグによりスリッページを起こしたりなど怪しい噂が絶えません。

この何をされていてもおかしくない不透明な状態がDD方式です。

 

勝たれないために、ルールも厳しくなっています。

例えば、アービトラージを禁じたり、自動売買をすることを禁じたり、スキャルピングを禁じたり様々です。

そして、こんなん誰でも引っかかるだろ!!ってルールもあったりして、

勝ちすぎた際にはそれを理由にアカウントがBANされるのが常です。

ちなみに他の業者とブラックリストで共有したりもします。

 

スキャルピングを禁じてるところでもスキャルピングは実際できます。

負けてればBANになりませんし、勝てばBANになりやすくなります。

それがDD方式です。

より負けてくれる客を集めてインターバンクに通さない、これが一番儲かるのです。

 

それでも手数料を重視してDD方式でを使って勝つトレーダーもいますが、わざと定期的に負けたりします笑

ちなみに国内のFX業者はDD方式の方が圧倒的に多くなっています。

 

DD方式とGMOコイン

もう多分ここまで説明したら、言わなくてもわかると思います。

GMOコインの特徴や起きた騒動、これら全てが圧倒的にGMOコインがDD方式を仮想通貨でとっている可能性が極めて高いということです。

 

  • スプレッドが狭い
  • よく言えばシンプル、悪く言えば情報量が少ない
  • 突如大きく開くスプレッド
  • 謎BAN
  • 謎システムダウン
  • 板が無く、会社との取引である
  • そもそも為替FXの大手(皮肉ですが、GMOクリック証券はNDD方式)

 

これら全てがそれを物語っています。

 

GMOコインで起きた騒動

BTCの乱高下に伴い、GMOコインで様々な騒動が短期間で起きましたので、一部ご紹介いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

その他にも調べると無数に出てきますので気になる方はご自分でも検索して見てくださいっ^^

 

GMOコインに質問してみた

ここで様々な疑問や疑惑を実際にサポートチャットで聞いてみました。

そのログをこちらにご紹介いたします。

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灯篭: 仮想通貨売買での取引の場合そのレートはどのように決められているのでしょうか

GMO:  レートについては、当社カバー先のレートを参考に提示させていただいております。 なお、詳細については開示しておりませんのでご了承ください

灯篭: カバー先というのは他社の取引所等の価格に沿っているということですか?

GMO: おっしゃるとおり、他社のレートを参考にしております。

灯篭: また、数量にかかわらず、提示された価格で約定できるとのことですが、その約定した際の例えばBTCであればBTCはどのように調達しているのでしょうか。

GMO: 調達方法等については、開示しておりませんのでご了承ください。

灯篭: かしこまりましたありがとうございます。GMOコインさんでプールしているBTC等が枯渇してしまう可能性はありますか?

GMO: そういったことがないよう、調整させていただいておりますが、 可能性としては、あるかと存じます。

灯篭: 例えばそのように足りない際には約定ができなくなるのでしょうか、もしくは残高にBTCがあっても入出金できなくなるのでしょうか。

GMO: おっしゃるとおり、そういった可能性も出てまいります。

(灯篭: なんでA or B?の質問にYesなんだよ)

灯篭: どちらの可能性もあるという意味ですか?

GMO: おっしゃるとおり、どちらの可能性も出てまいります。

 

ここからわかるのは

  • GMOコインは他社のレートを参考に価格を決めている
  • 相殺しきれなかった分を社が反対のポジションを持つことで受け止めるのか他の取引所に注文を出すのかは秘密
  • プールしているBTCが枯渇し、出金できなくなったり、約定できなくなる可能性がある。

 

ということです。利用者はこれらのリスクがあることを心得ましょう。

 私はDD方式の可能性が高い時点でその上にいかなるキャンペーンが積み重なろうが使いません。

 

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関連サイト

GMOコイン

 

 

(ちなみに↑はNDD方式です)