上場以来ずっと上がりっぱなしで今や上位アルトコインにまで上り詰めているCrypto.com、日本では知名度は低いですが、これは何だと気になっている人も多いでしょう。実際に色々遊んでみてわかったことがたくさんあったので今回はCrypto.comについてまとめてみます。
Crypto.comとは
Crypto.comは実はもともとMONACOというプロジェクトでした、Crypto.comというドメインを手に入れてからリブランディングしたらしく、旧名でしたら知ってる人も多いかもしれません。
MONACOは暗号資産の使えるデビットカードを発行するプロジェクトでしたがCrypto.comでも健在です。さらに取引所、融資、決済、ウォレットサービスを現在は展開しています。
デビットカード
MONACOのときからのカード事業は現在も健在です。ヨーロッパ、米国、シンガポール居住者にのみ発行しており、今のところ日本居住者は残念ながらこのカードを受け取ることができません。
デビットカードはMCOをアプリ内で180日間以上ロックするとその量に応じてカードのランクを上げることができます。NETFLIXやアマゾンプライムあたりが無料になるのは結構嬉しいので早く日本へも発行してほしいものです。
カードを使って買い物をすると1~5%のキャッシュバックがMCOでもらえるので還元率もかなり高め(例: 住信SBIネット銀行のデビットカードは0.6%)。
アプリと報酬について
スマートフォンアプリはウォレットやステーキング、カード発行、決済等の機能があります。ここでのユーティリティトークンとしてMCOが利用されています。
アプリダウンロード後の登録(要KYC)の際に紹介コードを入力すると50ドル分のMCOが貰えます。しかし、ここでもらえるMCOですがロックされており、アンロックするためには50MCO以上をカード発行用にロックする必要があります。日本居住者はカードが送られてはきませんが、アンロックすることは可能とのことです。
↓から登録していただけるとその対象になるのですが、一応念のためしてみるとしても報酬をアンロックするべきかは微妙なところです。
https://platinum.crypto.com/r/dwwsz829ky
もしくはReferral Code: dwwsz829ky
50MCOが大体2020年7/5現在220ドルというところなので半年で22.7%の下落をしなければ儲かるという感じですね。
追記: MCOを完全にCROに吸収させるためにスワップが始まりましたのでMCOのステーキングは危険な可能性が高いです。
取引所
Crypto.comは取引所も持っています。ここでのユーティリティトークンがCROとなっており、現在はこちらがメインである印象を受けます。
アプリと相互にリンクしており同一のアカウントでログインしたり、資産を振替えたりすることができます。
ご登録の際にはよければこちらからご登録ください!90日間取引手数料無料になります。
KYC承認後、90日間の取引手数料は無料でその後はCROのステーキング量と30日間の取引量に応じて手数料が決定します(画像は0~10000CROの場合)。手数料の支払いをCROに設定すると、更に20%引きになります。
ステーキング
取引所上ではCRO専用のCROステーキングと様々な暗号資産が対象になるSoftステーキングの2種類が用意されています。CROステーキングは180日間のロックが伴い、その間ロックされたCROを動かすことはできません。また180日間のカウントは最後にロックした日から180日間なので今日ロックして来月また新たにロックすると180日間の減産がそこで再度振り出しに戻るので注意が必要となります。年利は20%です。
SoftステーキングはCROも含む様々な暗号資産に自動で利子をつけてくれるものです。ロックは一切なく、アカウントに暗号資産が入っているだけで自動的に利子がついていつでも売却、送金することができます。
CROステーキングでのステーキング量が100,000CRO未満での年利一例。
CROステーキングでのステーキング量100,000CRO以上での年利一例。
どちらの利子も毎日付与されます。付与された利子にロックはかかりません。
↓実際にステーキングしてみた結果
半額で購入可能?The Syndicate
The SyndicateとはCrypto.com取引所内で週1~隔週くらいのペースで行われている暗号資産の半額販売イベントです。
直近ではこのようにBTCの半額セールが行われていました。
25000人までが参加でき、219.26819BTCまでが配布されます。
今回は参加者数が15322人と定員割れしたのですが、購入希望BTC数が219.26819BTCを超えたので参加者の中から購入希望額に比例して購入枠が分配されました。
最大希望購入額はCROステーキングでのステーキング量に応じて増えていきます。
今回は特別にステーキングを全くしないでも200ドル分まで申し込み可能でした。
私は実際に今回10000CROをロックに突っ込んでみて、上限いっぱい8000CRO分の購入申請を出してみたところ、、、
0.01248772BTCを半額で購入することができました!
購入することができなかった分の約7554CROは返金されました。
購入枠の決定後24時間以内に購入を確定させないと無効となってしまいますのでお気を付けください。
どうやら、180日間のロックをかけて年利20%の利子をもらいつつThe Syndicateでぽちぽち半額セールを買いあさりながらロック解除を待つというのがCrypto.comの正攻法となりそうです。
入金ボーナス
登録後、30日間は入金時に2%のボーナスがCROで獲得できます。
このCROは180日間のロックに突っ込まれるので、入金をちょくちょくしてるとなかなか180日間の減産は進まないかもしれません笑
というか新規参入者への入金ボーナスや、もっとロックさせたくする仕組みによってCROの流通量をどんどん落としていってるのが上場以来ずっと騰がり続けている理由かもしれません。
180日間以内に入金額の3倍相当の取引を行わない場合、Crypto.comは入金ボーナスを取り上げる可能性があるとのことなので注意です。手数料無料期間内に適当に出取引量稼ぐといいかもしれません。
CROの値動きの癖と私の作戦
CROの値動きには実は結構強い癖があります。
まず価格はとにかく騰がりっぱなしで、今や時価総額ランキング10位。もうすぐBinanceのBNBすらも抜こうとしています。
しかしその中でもちょくちょく数日間下落することがあるのですが、このタイミングが実は全てThe Syndicateの開催期間と重なるのです。
つまり、The Syndicateに参加するでもなく開催期間寸前に買うとその直後に下落する可能性が高く、The Syndicate終了直後が一番買い時となってくるかと思います。
この延々と続いている上昇トレンドがどこまで続くのかは誰にもわかりません。
私はもう既に約15000 CROのロックをしているのでそれまでの間にThe Syndicateに応募し続けて、出来高が大きめに出た6月初頭のThe Syndicateから半年後くらいにロック解除売りが入ることを見越して10~11月あたりに貯めた利子をその時期のThe Syndicate開催寸前に売却という作戦で行こうかと思います。
値動きの癖を利用してあえてロックかけないでキャピタルゲイン狙いで行くのもありだと思います。